現在DMMFXでランド円のスワップポイントを目的とした長期トレードを行っていますが、ここでも両建て戦略を使っています。

ただ、これは昔やっていたような『負けたくないからとりあえず両建てで時間を稼ぐ』という消極的なやり方ではなく、私なりの戦略の結果です。
両建て戦略 ランド円バージョン
例えば、底値からある程度離れているところでランド円を10万通貨ロング(買い注文)するとしましょう。
でも私はこれを、15万通貨ロングし、5万通貨ショート(売り注文)するという形にします。
DMMFXはスワップポイントがプラスもマイナスも同じなので、10万通貨ロングしているのと同じスワップポイントを得ることができます。

買いと売りで1セットと考え、両建ては同タイミングで行います。ランド円はスプレッドが大きめなので値が結構離れてしまいますが気にしません。
暴落時にショートポジションを外します
値動きの横ばいが続いているか、プラス方向に進んでいる場合は特に問題ありません。ロングもショートも放置して差益ぶんのスワップポイントを貰います。
マイナス方向に進んだ時が、このショートポジションの出番です。
といっても多少下がったくらいでは基本的に決済しませんが、暴落レベルの事態が発生した場合にこのショートポジションを決済。利益を発生させます。
仮に2円下がったとしたら、5万通貨で10万円の利益を出すことができます。
ロングだけだと暴落時にもひたすら耐えるだけですが、この両建て戦略ならショートを決済することで資金を増やすことができるわけです。
資金に余裕があるならもちろんここで新たに買いポジションを追加し、貰えるスワップポイントを増やすと共にキャピタルゲインも狙います。
ロングポジションを決済する時もショートを外します
なお、両建て時からプラス方向に大きく進み、スワップをもらうことをやめてロングを決済する場合は、そこでショートも同時に決済します。
ロングの枚数の方が多いため、必ず黒字になるのでショートを決済する損失も特に気になりません。そもそもこのショートポジションは保険にすぎませんから。
「これから値が下がるかも……」といった考えでショートだけを残すと、大抵はろくなことにならないため、きっちりロングと一緒に消滅させるべきです。
……というか、実際同じような状況で赤字ポジションを残してますます損失が広がったことが多々ありますw
欲をかくと裏目に出ることが多いので大人しくショートも決済する予定です。
その後本当に値が下がり始めたら損した気持ちになりますが、それはまたロングするチャンスが生まれたわけなので悲しむ必要はないはずです。
この手法の欠点
欠点は、ポジションを持つための資金が多く必要になってしまうことです。
私の両建て戦略は10万通貨ロングしているのと大差ないのに、20万通貨ぶんの資金を使っています。
また、暴落時にショートを決済した後、さらに値が下がり続けた場合は少し困ることになります。その時点から15万通貨ぶんの含み損が発生し始めるからです。
しかし底値に近い場所で売り注文を出すのはさすがに良い選択だとは思えないので、資金を投入して耐えるしかなさそうです。
これ以上下がらないという場所を見極めてショートを切り離すことが重要になるでしょう。
DMMだけで両建てすればあれこれ考えずに済みます
まだこの戦略をしはじめて間がないため、実際にここまで上手くいくかは分かりませんが、理論上間違ってはいないはずです。
DMMFXのスワップポイントがプラスとマイナス一緒という仕組みが、こういった形で活かせるとは思ってもみませんでした。
最初は違う業者で両建てしてスワップサヤ取りということも考えたのですが、スワップポイントはころころと変化しますし、マイナスが多くなってしまう場合もあります。
でもDMMFXだけで両建てするならそんな心配もありません。
両建てで戦うことを考えている方にはDMMFXは使いやすい口座だと思います。
ただ、建玉代は両方ぶん必要ですのでそれだけは気をつけましょう。