FXにおいて手法やテクニカルを学ぶというのは、小さい魚が狩りの腕を磨いてさらにミニサイズの小魚一匹を捕らえるやり方を学ぶようなものです。
そんなことよりもクジラが口をぐあっと開けて、魚や小魚をまとめてひと息に飲み込むほうが優れているのですよ。
手法だのテクニカルだのを身に着けたって、せいぜい狩りがちょっとだけうまくなる程度。
それならいちいちテクニカルなんて学ばずに、クジラになって小魚をひと飲みにした方が良いですよね。
その鯨になるために必要なのがたくさんのお金というわけです。
FXに勝ちたいならまずはお金を作るべきなのです。
もし1000万円あるならよっぽど無茶な取引をしない限り、そうそう負けることはないはず。
そして1億円もあればもはやイージーモードでしょう。
余裕のある資金運用で安全安心のドル円あたりを適当にロングしていればよいのです。
20万円では戦うことはできなかった
私は最初20万円を元手にFXを始めましたが、あまりに無謀でした。
ゲームに参加する資格すらなかったと言ってもよいです。
ドラクエで例えるなら、FXは100万円持っていてやっとレベル1かなといったところです。そして装備はひのきのぼうとぬののふくです。
100万円で、ですよ。
つまり20万円しかない私は村人だったということです。
そりゃあ、勇者やモンスターに勝てるわけがありません。
お金は強さ。これは間違いなく言えること
同じくドラクエの例えになりますが、お金を多く持っているということは、レベルが高くて良い装備をつけており、HPもMPも攻撃力も守備力も高いということです。
FXははっきり言ってお金を手段にして戦う戦場のようなものですから、お金持ちが明らかに有利なのです。
実際、20万円しか持っていなかった私はちょっとの損失が大ダメージになり、慌てふためくばかり。
そして取り返そうとさまざまな手法や通貨ペアにチャレンジするものの、ことごとく失敗。
やがて資金のほとんどを失い、あっさりとFXから一時撤退するハメになったのです。
資金に余裕ができると心にも余裕ができる
幸い暗号資産(仮想通貨)トレードのおかげで多少は盛り返すことができたため、こうしてFXという戦場に立っています。
まだまだクジラにはほど遠いですが、少なくともかつて20万円しかなかったころに比べるとずっと余裕があります。
必要な負けだったのかもしれないと思う
このブログで自分の過去のFX記事を見返すと色々と恥ずかしいトレード、無茶なトレードをしています。
ただ、お金が少ない時期でしたから投入するお金も少なく、再起不能になるほどの損失とならなかったのは不幸中の幸いでした。
もちろんあの当時の私にとっては十分すぎるほど痛い損失でしたが、今振り返ってみると勉強料としてはちょうどよかったかなというのが正直な感想です。
そう思うことができるのも、ある程度のお金を手にして余裕ができたからです。
今ならあせって飛びつくこともない
かつてはいわゆるポジポジ病でしたが、今はもうFXのポジションを常に持っておかないと落ち着かないといったこともありません。
もうあの時のようなひどいトレードを繰り返すことはないでしょう。
現在はエントリーするチャンスをじっと待っているところです。
お金が20万円しかなかった時はずっと焦燥感のようなものを抱えていました。
それでお金を増やそうとやっきになる……だから勝てなかったのです。
お金があればFXは勝てる。なければ勝てない
つまりお金がないからFXで増やそうというのは間違いなのです。
お金があるからFXでもっと増やそうが正しいのです。
FXで勝てない理由はお金がないから。ただそれだけなのです。