以前は気になる通貨があったら全力で買うことがほとんどでした。
1BTC入金したら今でている板の売り値にすべて突っ込むとかです。
このやり方はしばらく前までは有効でした。
大抵の通貨が上昇したため、一度は下落してもすぐに反発して含み益になることが多かったのです。
その頃は買った後にマイナスになることよりも、買いそびれて置いていかれることを恐れていました。
しかし最近は以前ほど有効な方法ではなくなってきたように思えます。
各通貨それぞれ今時点の限界といいましょうか、天井で押さえつけられ、その後長時間ゆるやかに下落していくパターンが増えてきました。
おとといからビットコインが息を吹き返し始め、それにつられるようにアルトコインも一斉に値上がりしだしましたが、まだ油断はできません。分裂問題もこの先どうなるか分かりませんし。
それで近頃は「欲しいな」と思ったコインがあったとしても、いきなり全力で買ったりはせず、まずは決まった枚数だけを買うようにしました。
それが記事タイトルの100枚ということです。
……といってもさすがにByteBallを100枚買うとかは無理なので、あくまでも1例に過ぎませんがw
10000satoshiの通貨なら100枚、1000satoshiの通貨なら1000枚、100satoshiの通貨なら10000枚、みたいな感じです。
100枚買うことのメリット
10000satoshiの通貨を買うと仮定しましょう。
最初の100枚。これは成りで買います。
出ている売り注文にそのまま買いをぶつけるということですね。
Poloniexなどでは出ている板から直接買うと手数料が少し増えてしまうのであまりお得ではないのですが、買えずに置いていかれるのは大嫌いなので、それを避けるために必要な損失だと考えています。
そして残りは買った値以下の買い注文を下に複数並べていきます。
9500satoshiで120枚、9000satoshiで140枚、8500satoshiで160枚という風に。
ナンピン、もしくは買い下がりですね。
こうしておけば、上がったらそれはそれで最低限の利益は出ますし、下がったら買い増しできてラッキーと、どちらに動いても良い結果となります。
買えずに置いていかれるくやしさを体験せずに済むと同時に、高値掴みの損害も減らすことができます。
大もうけはしづらいけど、大損もしづらいやり方だと言えるでしょう。
暴落での損害は痛かったけど必要な経験だった
先日はほぼ全てのコインが大きく値下がりしたので買い増すチャンスだったのに、冒頭で述べているような一気買いを直前にやってしまっていたため、そこで資金をほとんど使い果たしてしまいました。
そしてその後にアルトコインの暴落が発生したのです……。
買い増すことも出来ず、どんどんと膨らんでいく損失を指をくわえて見ることしかできませんでした。
しまいには下落に耐えられずに一部損切りも行ったほどです。
そして損切りした地点が底だったという、いつものパターンでした……こんちくしょう。
そのことを教訓として、それ以降は今回記事で書いたような手法に切り替えたのです。
この前の暴落では損をしましたが、慎重になることを覚えられたのは、長期的に見て良かったのかもしれません。